性病一般についてのQ&A

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患者さまから多く寄せられる「性病一般について」のよくあるご質問をまとめました。

性病検査は保険がききますか?

何らかの症状があれば、その症状に対し、疑わしい疾患を対象に保険がききます。

性病検査をしたことが親や知人にばれることはありませんか?

基本的に患者さんに対して、医師には守秘義務があり、たとえそれがご両親であっても電話や問い合わせに、簡単にお答えするということは絶対にありません。ただ、保険を使用した場合、保険請求の通知が被保険者(ご両親のどちらか)に行くことになるので、婦人科クリニックを受診されたという通知は通達されます。

感染機会があってから、どのくらいで検査を受ければよいでしょうか?

対象とする感染症によってそれぞれ異なるのですが、まずは、淋病のように発症期間が短いものからターゲットに、4日から7日くらいで一度検査されてみてください。

尖圭コンジロームについて教えてください?

ヒト乳頭状ウイルスによる感染症で、イボ状のできものが、性器、肛門、尿道口付近に多発し、ほとんどが性行為により感染します。3週間~8ヶ月の潜伏期間を要するため、どこから、いつ感染したか、わからないことが多い疾患です。
コンジロームについて詳しく記載されているウェブサイト紹介します。
東京大田区で高橋クリニックを開業しておられる高橋先生のブログページです。

尖圭コンジロームと子宮頸がんとの関連性について教えてください?

尖圭コンジロームの多くが、低リスク型のヒト乳頭状ウイルス6型、11型のため、将来的に子宮がんが発症することに対し、必要以上に悲観的になる必要はありません。
ただ、念のため、年齢にかかわりなく、年に1度、子宮がん検診は受けておいてください。
また、遺伝子学的に簡単に低リスク型か高リスク型か調べる方法もあるので、尖圭コンジロームと診断されれば、1度この検査をうけておいてもいいでしょう。

尖圭コンジロームの治療方法や費用について教えてください?

電気焼灼、炭酸ガスレーザー蒸散、液体窒素による凍結療法、外科的切除などが保険適応になっていますが、すべての尖圭コンジロームを確実に治療できる方法はありません。
一旦手術しても、3ヶ月以内に25%は再発しますので、その間はこまめに、病院を受診し再発に注意していてください。
費用は保険治療で 約 10,000円 程度です。

尖圭コンジロームと妊娠分娩について

妊娠中に尖圭コンジロームが見つかれば,そのつど、電気焼灼や液体窒素による凍結療法、などで治療していてください。
胎盤を介してこのウイルスが胎児にうつることはありません。また、分娩の際は、膣内にコンジロームが多発していないかぎり、児に産道感染することは極めてまれなので、帝王切開する必要はないと考えられています。

尖圭コンジロームと妊娠分娩について

口腔内に感染、発症したという報告はあります。
ただ、口腔内のコンジローマは診断もむずかしく、文献的にも感染の成立をはっきり明確化したものは少ないようです。今後さらにデータが出てくると思いますが、明らかにコンジローマを認めるパートナーとのオーラルセックスは現時点で控えるべきでしょう。

尖圭コンジロームの予防について

男性の亀頭部分に限局した病変からであれば、コンドームの使用によってほとんど予防できますが、広範囲の病変や、視認できない病変からの感染は、予防するにおいて極めて難しいといわざるをえません。

ヘルペスについておしえてください

単純ヘルペスウイルスの感染で、性器に、浅い潰瘍か水泡状病変を形成する疾患です。
外陰部や口から感染し、初感染の場合、発熱を伴うことが多く、2~10日の潜伏期間ののちに外性器に水泡、潰瘍を形成します。強い痛みを伴い、排尿や歩行、座ることすらできなくなることもあります。
ただ、感染をうけても、体の免疫力で、症状として出てこない場合も多く、その場合は、体にウイルスが体の神経節に潜伏し、疲れやストレスなどで、体の免疫力、抵抗力がおちると、潜伏していたウイルスが再活性化し、症状がでてくることもあります。

ヘルペスの感染源について

感染源となったパートナーの70%は症状がないといわれており、いわゆる、ウイルスを体に有していながら、症状が出ず、無症候にウイルスを排泄していると考えられます。

ヘルペスを交際相手や家族にうつさないかについて

固定したカップルの間での感染率は1年間に10%といわれています。
10%というのは、意外に少ない感じがしますが、ただ、相手に感染させないためにコンドームの使用は、一応していてください。少なくとも、潰瘍などの症状が出ているときは、性交渉はもたないようにしましょう。
ヘルペスは性行為以外にも、浴室やトイレの便座などで感染することもまれにあるといわれています。そのため、症状が出ている際は、極端に神経質になる必要はありませんが、お風呂に最後に入って使用後によく洗い流しておくなど、若干の配慮が必要です。

ヘルペスの再発について

再発の症状として、必ず水泡形成や発熱がみられるかというと、そうではなく、ただ単に外性器が痛んだり、恥骨の痛みや、場合により下肢が痛んだりと再発の症状は多彩です。
このことから、初発後の不定愁訴に悩む患者さんの多くは、医師の診察を受けても潰瘍がないのでヘルペスではないと、間違った診断をうけることもしばしばで、このような症状に対し、抗ウイルス剤が奏効することがよくあります。

クラミジアについて教えてください

クラミジア感染症は現在、最も患者の多い性感染症です。
しかし、初期症状に乏しく、気付かないうちに、長期罹患に至り、骨盤腹膜炎や不妊症になるケースも少なくありません。症状が出た場合は、オリモノが多い、下腹部痛、性交痛、内診痛、性器出血などが多いようです。
男性はまったく無症状のことも女性同様少なくありません。オーラルセックスなどのより、咽頭にクラミジアが感染することがあり、多くが、無症状です。

クラミジアの検査と治療について

治療は内服の抗生剤を10日~14日続けますが、一部の株に、選択した抗生剤の効かないものがありますので、必ず治癒したかどうかを再度調べた上で、治癒していない場合は、抗生剤を変えてもう1度治療しなおしてください。
パートナーと同時に治療しなければ、ピンポン感染することになります。
治療費は薬代で2000円前後です。
検査には 2~3日を要します。

淋病について

クラミジアについで多い性感染症で、潜伏期間2~7日ののち、男性の場合、排尿痛や尿道分泌物の出現が、女性の場合もオリモノが増えたりにおいがでたり、下腹部痛、排尿痛がでたりします。
ただし、男女ともに無症状のことも多く、特に女性の場合は症状の自覚がないようです。
クラミジア同様、無症状のまま咽頭に感染し、治療に難渋します。

淋病の検査と治療について

淋菌という細菌は抗生剤耐性化が著名で、現在は内服での治療より、注射での抗生剤1回投与の方が、確実といえます。
費用は2000円前後、約1週間で治癒します。
検査については 2~3日を要します。

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